先日、動物愛護法に改正案があがり、新しく飼い始めるわんちゃん・ねこちゃんに飼い主の情報などを登録したマイクロチップを埋め込むことが義務化されるとのニュースがありました。
『マイクロチップは直径2ミリ、長さ12ミリ程度の円筒形で、獣医師が注射器で犬や猫の体に埋め込む。記録された15桁の番号を専用の機械で読み取ると、飼い主の情報と照合できる。
改正法は、犬や猫の販売業者に対し、マイクロチップの装着と所有者情報の環境相への登録を義務付ける。登録された犬猫を購入した飼い主には、情報変更の届け出を義務付ける。既に飼っている人には、装着の努力義務を課す。』
こちらが、マイクロチップを埋め込む器具です。
オレンジのキャップの中に針管(注射針)があり、その中にマイクロチップが入っています。(2.0㎜×12㎜程度)
こちらを背中の皮膚の下にワクチン注射を打つように埋め込みます。
専用のリーダーを背中に当てると識別番号が出てきます。
この番号を登録先に問い合わせると、飼い主様の情報がわかるという仕組みです。
マイクロチップを埋め込み、登録をすることにより、
災害などで、迷子になったわんちゃん・ねこちゃんがどこのお家の子かがわかり、早くお家に帰れます。
また、悪質な繁殖業者が減ったり、安易に多頭飼いをしなくなったり、ペットを捨てるなどという行為が減る可能性があります。
北小金いぬねこ病院では、マイクロチップ埋め込みを行っております
基本的には、診察時間内にいつでも行えますが痛みに過敏だったり、過度に緊張してしまう子はご相談くださいね。
ペットショップで埋め込んでもらっているけど、登録の変更をしていない方もいるようです。
登録の手続きだけでも可能です
『 改正法は他に、出生後56日(8週)たっていない犬や猫の販売を原則禁止。現行法にも同じ規定はあるが、ペット業者らの要望を踏まえ、経過措置として「49日(7週)」とされていた。』
子犬ちゃん・子猫ちゃんは、なるべく長く(2カ月間ほど)お母さんの母乳飲ませることで、免疫が強くなります。
ペットショップの店頭で売られている子犬・子猫ちゃん達は、少なくても数日前にはお母さんから離されているということです。
お母さんの母乳をいつまで飲めていたのか心配になりますね(*_*)
今回の動物愛護法の改正は、
「小さな家族」が心身ともに健康に成長し、安心して生活していくための決まりですね(*^▽^*)